<NOx>バスなど排出43%減 中環審方針(毎日新聞)

 中央環境審議会の専門委員会は23日、16年以降に発売する自動車の排出規制方針を決めた。3.5トン超のバスやトラックが排出する窒素酸化物(NOx)を現行比で少なくとも43%削減することが柱。一般の意見を募った上で、今夏に環境相に答申する。規制が守られない新車は販売が不可能となる。

 NOxは、光化学スモッグや酸性雨の原因となる有害物質。車からの総排出量の61%が約480万台ある3.5トン超のバスやトラックなどのディーゼル車と言われる。東京都では環境基準の達成地点が76%と全国平均より15ポイント低い。

 このため、専門委は09年に設定した排ガス基準(1キロワット時当たり0.7グラム)を見直す必要があると判断。最近の技術の進展を踏まえ、基準値を0.4グラムとし、規制強化する方針を打ち出した。

 測定手法として「コールドスタート要件」の導入も決めた。排出増につながる、温まっていないエンジンを始動させた後の排ガスも考慮する方法で、環境省は「実際には基準数値以上に強化される」とみている。新たな規制で自動車全体から排出されるNOxは38年までに07年比で約9割削減できる見込みだ。【江口一】

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