津波20センチ観測で一喜一憂 岩手・大船渡(産経新聞)

 20センチの津波を観測した岩手県大船渡市の漁港では、漁師らが海岸から5メートルほどの堤防上に集まり、心配そうに海面を見つめた。

 午後2時半ごろ、堤防の潮位計が動き始めると、「来た、来た」と不安な声。20分ほどの間に20センチ潮位が上がった後は徐々に下がり、「良かったな。(津波は)小さいぞ」などと安堵(あんど)の声に変わった。

 同市赤碕町の漁業者の70代男性は「昭和35年のチリ地震津波では、家が土台ごと流された。最近では防潮堤も整備されているので大丈夫だとは思うが心配で思わず来た。船は沖に逃げられるが、カキなどの養殖イカダがやられてしまう。このまま被害がでなければいいが…」と落ち着かない様子だった。

 別の50代男性は「市内には防潮水門が8カ所設置されているが、まだ工事中で抜けている個所がある。本当の大津波が来たら再び被害が出ないとはいえない」と話していた。

【関連記事】
宮城・気仙沼で推定50センチ、各地で続々津波観測
「今回は50年前より小さいが…」 避難住民に甦る記憶
ヨットも沖合に避難「チリ地震津波が教訓」 宮城・石巻
50年前に「九死に一生」経験 88歳の大津波避難民 岩手・大船渡
ストーブで寒さしのぐ避難住民「家屋が心配」 岩手・大船渡

<佛教大野球部>後輩に「金貸せ」から「当たり屋」まで指示(毎日新聞)
<水俣病>69年以降生まれも救済 国が提案(毎日新聞)
官房長官、調査捕鯨「提訴されるような問題ではない」(産経新聞)
軽い気持ちで… 大麻少年の具体的事例(産経新聞)
<はちみつ>ふたから基準超える鉛成分 12万本を回収(毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。